NCプログラム

YASKAWAのNCプログラムをラダーに置き換える案件があります。
NCプログラムでありながら電磁弁を直接駆動できます。
ところが、同じ電磁弁をあちらこちらで何回もオンしているので動きの順番が見えません。
「心配だから念のためにここでもう一回オンしとこ」的な発想です。
ラダーマンには辛いお仕事です。

デザイン

iPhoneを買うとACアダプタが付属しています。
何とも中途半端なサイズと思いました。
とくに「厚み」です。
Androidに付属しているものと比べると2.5倍くらい厚いです。
大きなバッグに入れるときは気になりませんが小さなバッグに入れるときは気になります。
しかし、立て込んでいるタップに割り込もうとするとAndroidの方は幅が邪魔して挿せません。
本来の働きをするための絶妙な寸法でiPhoneのACアダプタがデザインされていることに気づきました。
日本のコンセント事情をちゃんと調査されていることにも関心しました。
川崎和男さんの提唱する「デザインには性能・機能・効能がある」という言葉がよく理解できました。

つり革の高さ

毎日JRで通勤しています。
最近つり革の高さの変化に気づきました。
入口付近はめちゃくちゃ高いです。おそらく身長180cm以上でないと腕が伸び切ってしまいます。
少し電車の中央に行くと10cmほど低くなり、中央ではさらに10cmほど低くなっています。
これは、乗客がなるべく電車の中央へ移動するようにつり革の高さで誘導しているのでしょうか。
そもそもJR西日本はつり革の数が少なく、位置が高すぎろという評判です。
福知山脱線事故の被害者の証言からつり革を握っていた人のほうがそうでない人よりも
けがの度合いが違ったそうです。
実際のところ満員状態ではつり革の数自体が足りていませんから高さ以前の問題です。
時速50kmの場合でも秒速14mなのですから恐ろしいエネルギーです。
満員電車に乗ること自体に覚悟がいるということでしょうか。

ロウ付け

妻からオーブングリルの魚焼きプレートが壊れたと報告がありました。
確認すると網とそれをを持上げているアームの溶接が外れています。
丸棒のアームと板状のプレートがスポット溶接されているので溶接部が点でしかありません。
しかし、30年もちましたから「欠陥品」とも言えず、まぁ、「寿命」ということでしょうか。
半田付けには自信があり、ロウ付けを手伝ったこともあるので「初ロウ付け」に挑戦しました。
コーナンで銀ロウ付けのセットとボンベ式ガスバーナーを仕入れます。
板のL字部分と丸棒に挟まれた空間に銀ロウを流し込むイメージで、いざ!
ところが、全然ロウが溶けません。
原因は溶接温度でした。溶接部分が真っ赤になるくらいまで加熱しないと銀ロウが溶けません。
ただし、あまり局部的に加熱すると周りとの温度差で変形が生じます。
なんとか溶接することができました。妻からも「真っ黒けになったやんか」と喜んでもらいました。
それから数回、魚を焼いて貰っていますが溶接は外れていません。
職人さんは「色で温度が分かる」と言いますが、なるほど凄いワザだと思いました。

チェコの若者

娘と孫の住むチェコのピルゼンという街へ行ってきました。
トラムという路面電車が発達しているので車がなくても移動がとても便利です。
共和国なので運賃も安いです。
私が関心したのはチェコの若者の振る舞いです。
両手にTATOOを入れたお兄さんですが、停留所に着いてドアが開いたとたんに立ち上がっておばあさんの手を取り自分の座っていた席へ座らせました。
そのタイミングと素早さは本当に素晴らしい。
おそらく、トラムが停止する前にドアの外のおばあさんを認知していたのでしょう。
チェコ人は勤勉で真面目だとは聞いていましたが・・・。頭が下がります。
いやあ、お兄さん、あんた、ほんまにかっこええわ。

ショートカットキー

各社のラダーサポートソフトには特有のショートカットキーがあります。
私はショートカットキーを使わないようにしています。
客先からお預かりしたラダーは設定が変わっている場合が多々あるからです。
お勧めはニーモニック入力を使う事です。
各社とも大体似たような命令になっていますし、コマンドリファレンスで検索するときにも使えるので便利です。

SFCプログラム

QのSFCを勉強しました。
シュミレーションも含めてなかなか便利なものだと思いました。
現在の案件はステップシーケンスではないので残念ながら
使えませんが機会があればぜひ使いたいと思っています。

PLCopen

NJのe-learningを通してPLCopenを勉強しました。
PLCはメーカー毎にハードウェアとコマンドが異なります。
したがって、A社のPLCで作成したラダーは他社のPLCには使えません。
また、低レベルのコマンドを使用するのでラダーの書き方が千差万別です。
PLCopenはそんなラダーを共通化してしまおうという世界的な動きです。
まず、I/Oや内部デバイスのアドレスを直接使わない。すべてを変数として扱う。
そして、FUN(ファンクション)とFB(ファンクションブロック)を用いることにより、内部ロジックを意識しないプログラムを作成する。
FA機器のベンダーが商品用のFUNとFBの内部ロジックを各PLCメーカー別に用意すればプログラムを共通化できる。
と、夢のような構想ではあるのですが・・・。
NJ自体もむちゃくちゃ高価なPLCなので一体どの様な案件で使用されるのか見当もつきません。単体で64軸のモーション制御ができるので恐らくその筋ではないかとは思うのですが。
プログラムが共通になれば使う方はできるだけ安いPLCを選ぶ。
ということは高性能PLCの価格競争が始まる・・・のでしょうか?
機会があればはやってみたいPLCではあります。

PLCの教育

PLCの教育は大変です。
昔のように「A接点」と「B接点」と「自己保持回路」だけでは足りません。
ビットとワード、16進数、論理演算、実数演算・・・・。
中でも苦戦するのは「インデックスレジスタ」です。
プログラム上の「実アドレス」が存在しなくなった時点で「???」になります。
また、理解したように見えても「Z0~Z15ではとても足りませんが」と質問されたり・・・。
「アドレスの間接指定」といっても、元々目に見えないものなので、直接も間接もないのです。
私の経験上、想像力豊かな人の方が理解も早い気がします。

ラダーとドキュメント

今年は残念ながら未体験のデバイスを使った案件はありませんでした。
こればかりはお客様の仕様なのでどうにもなりません。
ラダーに関しては改造の案件が多かったので勉強になりました。
各社様とも「ラダーの共通化」のために工夫されています。
しかし、やはり、ラダーソフトに行コメントを記載される方が少ないと思います。
現在のPLCの性能は「リレー回路」の域をはるかに超えているので多言語の同じように
「ラダーソフトはドキュメント」であると思うのですが・・・。
以前、米国製の装置を調査したことがあります。
その装置にはリレー回路が実装されていて、制御盤内にその回路図(説明書)が入っていました。
もちろん英文でしたがリレー回路の説明文があったので非常に助かりました。
欧米人の書いたラダーソフトにはどのようなコメントの記述があるのでしょうか?
WEBで探したいと思います。