OpenCV2とOpenCV4の共存(既存資産を活かしつつ最新機能を導入)

社内で長年活用してきた画像処理ライブラリはバックエンドに「OpenCV2」を使用しています。

今後の機能拡張やアルゴリズム強化のために「OpenCV4」の導入を進めてきました。
しかし、両者はDLL名やネームスペースが重複しているため、そのままでは共存できず、新旧ライブラリの併用が大きな課題となっていました。

そのため、OpenCV4のソースコードを一部修正し、DLL名およびネームスペースをOpenCV2と競合しないように調整しました。
この修正により、既存のOpenCV2ベースの実装には一切手を加えることなく、OpenCV4の高度な機能を新規開発に取り入れることが可能となりました。
これまでの資産を活かしつつ、段階的な技術アップデートが実現できる柔軟な環境が整いました。

今後はOpenCV4を活用し、より高度なAI処理やGPUアクセラレーション技術の導入にもスムーズに対応していく予定です。

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