ロウ付け

妻からオーブングリルの魚焼きプレートが壊れたと報告がありました。
確認すると網とそれをを持上げているアームの溶接が外れています。
丸棒のアームと板状のプレートがスポット溶接されているので溶接部が点でしかありません。
しかし、30年もちましたから「欠陥品」とも言えず、まぁ、「寿命」ということでしょうか。
半田付けには自信があり、ロウ付けを手伝ったこともあるので「初ロウ付け」に挑戦しました。
コーナンで銀ロウ付けのセットとボンベ式ガスバーナーを仕入れます。
板のL字部分と丸棒に挟まれた空間に銀ロウを流し込むイメージで、いざ!
ところが、全然ロウが溶けません。
原因は溶接温度でした。溶接部分が真っ赤になるくらいまで加熱しないと銀ロウが溶けません。
ただし、あまり局部的に加熱すると周りとの温度差で変形が生じます。
なんとか溶接することができました。妻からも「真っ黒けになったやんか」と喜んでもらいました。
それから数回、魚を焼いて貰っていますが溶接は外れていません。
職人さんは「色で温度が分かる」と言いますが、なるほど凄いワザだと思いました。

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