画像描画GUIに多角形選択機能を追加

社内ライブラリに実装しています画像描画GUIに、新たに「多角形の範囲選択機能」を追加しました。これまでの矩形選択や楕円選択に加え、より柔軟で精密な範囲指定が可能になります。

製品検査や研究用途で画像を扱う際、対象物が必ずしも矩形や楕円の形状とは限りません。例えば、検査領域の形状や微細構造の解析では、複雑な輪郭を持つ対象を正確に切り出す必要があります。多角形選択機能を使えば、任意の頂点を指定して自由な形状で範囲を選択できるため、従来の選択方式では難しかった精密な処理が可能になります。

ペイントソフトライクな操作性

操作感にもこだわりました。多角形選択の挙動は、GIMPなどのペイントソフトに近づけて設計しています。クリックで頂点を追加し、開始点クリックで選択完了。頂点のドラッグにも対応しています。直感的な操作で、初めて使う方でもすぐに慣れていただけます。

技術的なポイント

多角形選択の実装には、頂点情報をベクトル形式で保持し、リアルタイムでポリゴン描画を行うアルゴリズムを採用しています。選択範囲のマスク生成や、画像処理ライブラリとの連携もスムーズに行えるよう設計されており、OpenCVなどとの統合も容易です。既存の業務システムへの組み込みも柔軟に対応可能です。

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