C#でダブルバッファを使って画面のちらつきを防ぐ方法

今回は、C#でダブルバッファを使って画面のちらつきを防ぐ方法についてです。

画面がちらつくという現象は、画面の描画が速く行われるときに起こります。例えばウィンドウをリサイズしたりすると、画面の一部が更新されます。
このとき画面の更新が一瞬で行われると、画面がちらついて見えることがあります。これは、画面の更新がユーザーの目に追いつかないために起こります。

画面のちらつきを防ぐには、ダブルバッファという技術を使います。
ダブルバッファとは、画面に表示するデータを2つのバッファに分けて管理する方法です。
一つのバッファは、画面に表示されるバッファで、もう一つのバッファは、画面に表示する準備をするバッファです。
画面の更新が必要になったときには、準備されたバッファを画面に表示するバッファと入れ替えます。
このようにすると、画面の更新が一瞬で行われるのではなく、スムーズに行われるので、画面のちらつきが防げます。

C#のWindowsFormsでダブルバッファを使うには、DoubleBufferedプロパティを使用します。
DoubleBufferedプロパティは、コントロールのダブルバッファを有効にするかどうかを表すプロパティです。
DoubleBufferedプロパティをtrueにすると、コントロールのダブルバッファが有効になります。
ただし、単に自身のコントロールのDoubleBufferedをtrueにするだけでは、子コントロールのちらつきは防げません。
子コントロールも含めて全てのコントロールのDoubleBufferedをtrueにする必要があります。
しかし、子コントロールのDoubleBufferedは、通常は外部から設定できません。
そこで、リフレクションを使って、外部から子コントロールのDoubleBufferedを設定できるようにし、子コントロールのDoubleBufferedプロパティを再帰的にtrueに設定します。

このようにして、C#でダブルバッファを使って画面のちらつきを防ぐことができます。

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